完成制御装置個体
生身では耐えられない身体制御装置を、機械身体とAIによって成立させたA.V.E.の戦闘個体。
- 読み
- かんせいせいぎょそうちこたい
- 大分類
- 種族・存在
- 小分類
- 機械化実験体
- 製造・開発
- A.V.E./霧島重電
概要
完成制御装置個体は、試作身体制御装置を生身の人間が扱えない問題に対し、人体側を機械とAIへ置き換えて成立させた戦闘個体である。チサトの上位互換を目指して作られた存在ではなく、同じ技術上の問題へ異なる方法で回答したものにあたる。
構造
- 生身では耐えられない部位を機械身体へ置換する
- 人工駆動系で身体出力を処理する
- AIが反応と出力を補正する
- 感覚フィードバックを制限する
- 被験者が壊れない範囲へ負荷を制御する
- 損傷部位を交換可能な構造とする
機械ボディと主要制御系は霧島重電製である。A.V.E.は霧島由来の技術、製造経路、機械ボディを利用し、自組織の兵士として完成させた。
試作型との違い
| 系統 | 成立方法 |
|---|---|
| 試作身体制御装置とチサト | 生身の人間が装置へ追いつく必要がある。チサトだけが固有条件によって例外的に適合した |
| 完成制御装置個体 | 人間の限界を機械身体、人工駆動系、AI補正で回避する |
名称の「完成」は、チサトを超える完成版という意味ではなく、制御装置を破綻せず運用する工学系統が成立したことを示す。
チトセ計画との区別
チトセを生み出した計画は、チサトの感覚、身体制御、能力を再現し、上回る存在を作ろうとした別系統の試みである。その計画は失敗し、複数個体の精神が混ざり合ったチトセが生まれた。
完成制御装置個体は人体の限界を機械とAIで回避した別解、チトセ計画はチサトそのものの再現・上位互換化を目指した失敗であり、目的と設計思想は一致しない。
物語上の位置
チサト後編では、元A.V.E.主任研究員である秘密結社レガリア幹部によって修復・改良され、チサトの過去に関わる敵対戦力として配置される。感覚と身体制御を技術的に対策した存在であり、チサトに対する戦闘上のメタとして機能する。
