試作身体制御装置
人体の感覚・神経・筋肉・反応を高速で連動させ、チサトが例外的に適合した霧島重電製の危険な試作装置。
- 読み
- しさくしんたいせいぎょそうち
- 大分類
- 能力・個人装備
- 小分類
- 身体制御装置
- 製造・開発
- 霧島重電
概要
試作身体制御装置は、帝国再興派が構想した超人部隊向けに霧島重電へ発注された高性能身体制御装置の試作品である。人体の感覚、神経、筋肉、反応を極端な速度で連動・制御する。
一般人向けの調整が不足していたという段階ではなく、調整前で常人には扱えない危険な装置だった。生身の被験者は感覚フィードバック、身体出力、神経負荷に耐えられず、実験では複数人が壊れている。
発注と技術流出
帝国再興派の一部は、常人を超える反応速度、身体出力、感覚処理、戦闘能力を持つ部隊の創設を目指した。霧島重電はその思想へ賛同したのではなく、高額な特殊兵器案件として要求仕様に応じた試作品を製造した。
A.V.E.の一派は計画へ違法な実験体を供給し、試作装置を人体実験へ使用した。さらに装置の設計、実験データ、被験者の損傷記録、チサトの適合データ、制御系技術、人工駆動技術、製造・調達経路を自組織の計画へ流用した。
チサトの適合
チサトはA.V.E.の違法研究所で製造され、感覚過敏のため通常の調整に耐えられないと判断された後、白峰生命工学の研究所へ実験体として渡された。そこで本装置を移植され、例外的に超感覚の制御へ成功した。
適合には次の条件が重なっている。
チサトは計画通りに設計された成功例ではない。本来なら人体を壊す試作品を、自身の特異性によって成立させた例外個体である。
運用上の意味
装置はチサトの過剰な五感を遮断・調整するだけでなく、必要な感覚を戦闘知覚へ転用し、身体反応へ反映する。装置単独で超感覚や戦闘能力を生み出すのではなく、チサト固有の身体条件と組み合わさって機能する。
完成型との区別
完成制御装置個体は本装置を安全に量産した存在ではない。生身の人体が装置へ耐えられない問題に対し、身体側を機械とAIへ置き換えた別系統の工学的解法である。
