骸憑き
機械化者の人格・認知・身体制御が破綻し、別の何かが肉体を動かすように見える状態の一般呼称。
- 読み
- むくろつき
- 大分類
- 現象・災害
- 小分類
- 機械化障害
《骸憑き》は、機械化者の人格、認知、身体制御が破綻し、元の本人とは別の何かが肉体を動かしているように見える状態の一般呼称である。症状名であると同時に、畏怖を込めた怪物名としても使われる。
人間が義肢を動かしているのではなく、人格の抜け落ちた骸を義肢、軍用反射、身体制御機構が動かしているように見えることが名称の由来である。
主な症状
- ある時点から元の人格と別人のようになる
- 思考の因果関係と会話が崩れる
- 過去と現在、戦場記憶と現実が混線する
- 自己保存を行わず、損傷や苦痛を無視する
- 筋肉、骨格、義肢接続部の自壊を無視して動く
- 頭部を損傷しても身体側の制御装置で動作が続く場合がある
重度化すると、明確な目的行動や正常な計画性を失う。症状の程度と形態には個体差があり、軽度から重度まで存在する。
発症者と要因
骸憑きはステッチャーにもアンクサーにも発症する。粗悪な義肢、異種規格の混在、非正規神経接続、違法薬物、長期未整備、過剰出力改造などが制御破綻へ関わる。
アンクサーの場合、搭載する軍用機装の出力、耐久性、戦闘反射が民生品より大きいため、発症後の危険度も高い。
治療と対処
白峰生命工学では治療法が確立されており、ゴーストハックに近い神経介入技術を用いる。生きたまま無力化できれば治療可能であるため、S.E.R.A.F.は原則として対象の無力化と生体確保を目指す。
他企業PMCは基本的に殺処分または完全破壊を選ぶ。アンクサーの身体に希少な軍用品や試作機構が残る場合、確保した身柄と装備の回収権を巡ってPMC同士が対立することもある。
