アウターシティ
企業の管理・保守・警備・医療・インフラ保障から外れた区域の総称。
- 読み
- あうたーしてぃ
- 大分類
- 国家・地域
- 小分類
- 管理外区域
アウターシティは、企業による都市サービスと保障網から外れた居住・活動区域の総称である。「都市の外側」という地理だけを指す名称ではなく、企業都市の中心部や地下であっても、管理契約と保守網から外れていればアウターシティに含まれる。
主な区域
- 廃工業区、旧軍施設、放棄された仮設住宅区
- 再開発から外れた旧市街
- 高架道路や巨大インフラの下層
- 埋められた地下街、廃止された地下鉄路線
- 護岸内部の旧街区、保守契約が終了した地下施設
- 再開発によって孤立した区画
- 企業都市間の緩衝地域、企業間の管轄境界
積層企業都市では、企業本社と高層交通網の真下にアウターシティが残る場合がある。未来化された上層と、国家時代のインフラが放置された下層は、同じ都市座標の中に共存する。
保障網の外側
企業管理地区では、電力、通信、治安、医療、災害対応、物流などが契約に基づいて供給される。アウターシティでは、その全部または一部が安定して提供されない。企業に正式所属しないフリー、非正規義肢を使うステッチャー、保守を失ったアンクサーなどが生活圏を形成する。
ただし、アウターシティの住民を一律に犯罪者や反企業勢力とみなすことはできない。企業保障から外れた理由も、住民の職業、所得、政治的立場も一様ではない。独立事業者、非正規労働者、運び屋、修理業者、旧住民などが混在する。
非正規経済
正規サービスを受けにくい環境では、廃棄品や中古部品を回収・修理するスクラッパーズ、非正規市場であるジャンク・ハイヴが生活を支える。一方、ラスターズのような機械化ギャングも、暴力、密輸、用心棒、縄張り管理を通じて影響力を持つ。
アウターシティは単なる無法地帯ではなく、企業統治社会のサービス境界が地理として表れた領域である。
