五大企業
戦前から異なる起源を持ち、八洲大陸戦役後の復興を通じて国家級の規模と社会運営権限を得た五つの基幹企業。
- 読み
- ごだいきぎょう
- 大分類
- 組織・集団
- 小分類
- 基幹企業群
定義
八洲帝国連邦の軍事、都市基盤、医療、情報、エネルギー、機械産業を支える五つの基幹企業の総称である。
五社は同時に創設された統一企業体ではなく、戦前からそれぞれ異なる起源を持つ。八洲大陸戦役と戦後復興を通じ、国家が維持できなくなった社会機能を引き受けた結果、国家級の規模と権限を持つようになった。
五社比較
| 企業 | 出自 | 主な社会領域 | 本来の役割 | 現代の歪み |
|---|---|---|---|---|
| 天桜重工 | 戦前からの軍需・重工企業 | 軍、都市構造、インフラ | 安全で信頼できる社会基盤を作る | 必要に応え続け、都市の物理構造と安全基準を所有する |
| 白峰生命工学 | ハーベスト・ランド州の研究・生産拠点 | 医療、生命、食料、衛生 | 人を生かし、身体を治す | 生命を管理し、契約し、商品化する |
| 黒曜情報機関 | 霊算院が《黒曜》を事業化した外郭企業 | 情報、公安、防諜、認識 | 災いを観測し、判断を支える | 社会へ見せる真実を選ぶ |
| 旭星エネルギー | 国家エネルギー公社と参画企業の統合 | 電力、動力、燃料、資源 | 文明の灯を維持する | 他世界を資源として侵略・収奪する |
| 霧島重電 | 機械・ロボット・義体産業 | 労働、機械身体、無人兵器 | 機械によって失われた機能を代替する | 需要があれば用途や陣営を問わず供給する |
製品開発と共同事業
通常製品は各社が独自に開発・製造し、責任範囲を明確にする。複数社が恒常的に一つの民生製品へ関与する構造は取らない。
連邦軍機、国家級防衛設備、都市規模統合システムなどの大型事業では、次のような分担が行われる。
| 企業 | 担当分野 |
|---|---|
| 天桜重工 | 機体設計、構造、装甲、兵装、軍規格 |
| 霧島重電 | 駆動、姿勢制御、自律機能、無人化 |
| 旭星エネルギー | 動力、電源、燃料供給 |
| 黒曜情報機関 | 通信、電子戦、情報統合 |
| 白峰生命工学 | 生体認証、搭乗者保護、医療・生体インターフェース |
都市との関係
五社が全都市を直接所有しているわけではない。州政府、都市政府、管理企業、系列会社の契約構造は地域ごとに異なる。五大企業が都市管理主体となる場合もあれば、専門分野の基幹サービスだけを供給する場合もある。
行政ID、信用情報、交通、医療、治安、通信の制度も、都市の管理企業と契約先によって差がある。
各社の個別記事
五社は共通の創設母体や単一の指揮系統を持たない。成立史、組織、事業、技術、内部対立は各社の記事で扱う。
| 企業 | 主な領域 | 個別記事 |
|---|---|---|
| 天桜重工 | 軍需、重工、都市基盤、都市防衛 | 天桜重工 |
| 白峰生命工学 | 医療、生命工学、食品、衛生、農業 | 白峰生命工学 |
| 黒曜情報機関 | 通信、観測、予測、公安、防諜 | 黒曜情報機関 |
| 旭星エネルギー | 電力、レゾナ機関、燃料、資源 | 旭星エネルギー |
| 霧島重電 | ロボット、無人機、義肢・義体 | 霧島重電 |
五大企業と戦役
| 企業 | 八洲大陸戦役との関係 |
|---|---|
| 天桜重工 | 政府側の軍需を担い、戦後に競合軍需企業を吸収 |
| 白峰生命工学 | 傷病者治療、感染症、食料、衛生支援で急成長 |
| 黒曜情報機関 | 観測情報を公安部に握り潰され、戦後に公安・防諜を再編 |
| 旭星エネルギー | 国家エネルギー体制を継承し、戦後の電力・動力を供給 |
| 霧島重電 | 帝国再興派の超人部隊計画を含む機械・兵器需要へ供給 |
2088年の社会
市民は天桜の道路と防壁、白峰の医療と食品、黒曜系列の情報サービス、旭星の電力と燃料、霧島のロボットと機械設備を利用する。直接五社すべてと契約していなくても、都市管理企業や系列会社を介して生活のほぼ全域が供給網に組み込まれている。
五社は軍事規格、医療データ、情報主権、電力契約、機械規格、異界資源、都市運営権を巡って競争・牽制する。共同で支配する一枚岩ではなく、国家、州、都市、皇霊院、霊算院を含む複数主体の一部である。
