セレス
ARCANA第五席にあたる七星の記録官。古代遺産と失われた歴史を封蔵し、忘却から守る墓守。
- 分類
- ARCANA
- 所属
- エルセナード
- 役割
- ARCANA第五席
- 身長
- 160cm

人物
セレスは、ARCANA第五席にあたる《七星》の一人である。
古代遺産、封印兵装、失われた技術、原記録を管理し、それらが生まれた経緯や引き起こした事故まで記録する。失われた人々や文明の痕跡を残し、過去の事実が都合よく書き換えられることを防ぐ記録者でもある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個体番号 | ARCANA-V |
| 身長 | 160cm |
| 称号 | 封蔵の墓守 |
| 担当 | 記録、封蔵、古代遺産・封印兵装の管理 |
| 艦隊 | 第五封蔵管理艦隊 |
| 自艦 | ZRF-VAM-05《ムネモシュネ》 |
封蔵の墓守
第五封蔵管理艦隊は、古代遺産や危険な技術を収容し、長期にわたって管理する移動記録庫である。
セレスは対象そのものだけでなく、発見場所、製作者、用途、使用条件、事故、犠牲者、封印された理由まで記録する。危険な兵器を保管する際にも、後世の者が同じ過ちを繰り返さないよう、失敗の経緯を残す。
保存するのは、成功した研究や価値のある遺物だけではない。失敗作、罪の証拠、破棄された計画、名も残らなかった死者も、セレスにとっては忘れてはならない記録である。
性格
静かで物腰が柔らかく、感情を表へ出すことは少ない。声を荒らげることもなく、任務中は淡々と記録と確認を続ける。
口調は穏やかで、時折、墓碑銘や古い物語を思わせる詩的な表現を使う。何かを破棄するよう命じられた場合でも、破棄した事実と理由は必ず残す。「消去命令も記録しました」という姿勢を崩さず、誰かが忘れたがっているものほど、後世へ残す意味があると考えている。
保存と安全管理
セレスの役割は、すべての記録を無条件に公開することではない。危険な技術や兵器については封印し、必要な権限を持つ者だけが参照できる状態で保存する。忘れないことと、再び利用させないことを両立させるのが、封蔵の墓守としての仕事である。
安全を優先するカエラとは、危険物を残す価値と、完全に処分する必要性をめぐって意見が分かれることがある。ヴェスパーが痕跡そのものの抹消を求める場合にも、セレスは再発防止に必要な記録だけは残そうとする。
セレスの誕生
セレスは、アーカイアスとルーメたちが家族として過ごした一夜から、アーカイアスが暗殺されるまでの間に誕生した。
ルーメは、魔導文明が崩壊へ向かい、アーカイアスの研究や自分たちの行動が、後世の勝者と敗者によって歪められる可能性を予測していた。そのため、アーカイアスの理論、魔導国が犯した罪、周辺国の犠牲、終わりゆく文明、ARCANAたちの歩み、そしてルーメ自身を記録する者として、セレスを生み出した。
ルーメの記録
公的な記録者としての使命とは別に、セレスはルーメが残したあらゆる痕跡を保存したがる。発言や表情だけでなく、沈黙していた時間、触れた道具、飲みかけのカップ、書き損じた設計メモ、破棄しようとした没案や命名案まで、細かく分類して保管している。
本人にとっては私物の収集ではなく、ルーメがその場所にいたことを示す記録である。普段は表情に乏しいが、未公開の記録や珍しい没案を前にすると、静かに頬を赤らめる。
一方、記録を通してルーメを観察することには慣れていても、ルーメ本人から直接触れられることには弱い。手を取られたり、抱き留められたりすると硬直し、しばらく正常に動けなくなる。本人はこれを「一時的な記録同期不全」と説明している。
記録者としての危うさ
セレスの危うさは、記録を残すことを、記録される本人の意思より優先しかねない点にある。
ルーメが忘れたい失敗や、誰にも見せず消したい記録であっても、セレスには失われれば二度と戻らない歴史に見える。そのため、消去を求められても、完全には手放せないことがある。
彼女にとっての課題は、記録を保管するだけで終わらせず、現在の人々が学び、次の判断に使える形で残すことが課題となる。
