深淵化
世界の空間位相が深淵側または上位層側へ傾き、世界同士の境界が薄くなる現象。
- 読み
- しんえんか
- 大分類
- 現象・災害
- 小分類
- 空間位相異常
定義
深淵化は、世界の空間位相が深淵側、または世界を収める上位層側へ傾く現象である。通常は閉じた構造を持つ世界の境界が薄くなり、別世界の記録、空間、物質へ接触する余地が生じる。
最終章側の説明では、一つの世界を一冊の「本」に見立て、深淵化を「本が本棚側へ近付く現象」と表現する。ここでいう本棚側は、個々の世界を収める深淵図書館の階層に相当する。
発生時の影響
深淵化は単なる空間の変色ではない。発生地点では世界の位相傷が残り、物質、魔導構造、地脈、生体組織に変質が及ぶ場合がある。
西都周辺の局所深淵化では、深淵漏出(アビス・リーク)に伴って黒紫色の硝子質結晶へ変質するネザライゼーションが発生した。さらにネザー・ポケットが残留し、複数の異常領域がフォールン・ゾーンとして封鎖された。
D2計画後
D2計画は、地表のマナを励起できない状態にしてマナ活動を長期間停止させ、深淵化の進行を止めた。しかし、すでに変質した西都跡地や空間位相の傷そのものを元の状態へ戻したわけではない。この残留した位相傷が、後世の異界門技術へつながる。
異界門との関係
異界門は、マナだけで閉じた世界同士へ直接穴を開ける技術ではない。深淵化によって上位層側へ傾いた位相傷を利用し、上位層を経由して別世界へ接続する現象・技術である。
ルーメ式異界門は緩衝空間を挟んで接続を制御する。不完全異界門は深淵化地点の「つながりやすさ」だけを模倣し、緩衝空間を省いた直結門であるため、異界側から寄生体などが流入する危険を持つ。
