メガリス・コーン理論
局所的なメガリス・コーンが周辺の深層構造へ負荷を移し、大陸規模で連鎖崩壊する危険を示した理論。
- 読み
- めがりすこーんりろん
- 大分類
- 技術・理論
- 小分類
- マナ循環破局理論
定義
メガリス・コーン理論は、局所的なメガリス・コーン現象の発生条件と、それが大陸上で連鎖し、地下で大陸を支えているメガリス群を崩壊させる可能性を示した理論である。
一つの都市が沈む現象の説明だけではない。複数のアブストラクターが異なるプライム・ポイントと深層メガリスへ干渉する大陸では、一地点の沈降が周辺構造へ負荷を移し、次の沈降を誘発することを指摘する。
理論成立まで
アーカイアス・モデルは、大陸のマナを循環系として示した。しかし、アブストラクターによる抽出が自然回復速度を超えたとき、循環が不可逆的に壊れる限界までは扱えていなかった。
アマツ群島国消失後、ルーメとSOCIAは次の観測記録を組み合わせて検証した。
これらをアーカイアスの循環モデルへ重ねることで、過剰抽出が局所的な資源枯渇ではなく、支持構造の沈降崩壊へつながると判明した。
大陸規模の連鎖崩壊
アルカディア大陸では複数のアブストラクターが異なる深層構造へ負荷をかけていた。一つの深層メガリスが沈降すると、その構造が負担していた荷重が周辺のメガリスへ移る。すでに過剰抽出で弱っている隣接構造が追加負荷を受けると、次の沈降が起こる。
この負荷移動が止まらなければ、メガリス、マナ・ヴェイン、マナ・グリッド、都市基盤、魔塔、抽出塔、スラグ溜まりを巻き込み、沈降が大陸全体へ連鎖する。大陸棚を介して深層構造が連続している場合は、隣接大陸や世界規模へ拡大する可能性もある。
不可逆的沈降係数
不可逆的沈降係数は、それ以上マナを抜くと自然回復できず、メガリス・コーン形成と地盤沈下が始まる危険な抽出限界を表す。
単なるマナ残量ではなく、地層、マナ圧、スラグ蓄積、都市基盤の重量、アブストラクター抽出量、地脈の回復速度を合わせて評価する指標である。限界を超えた地域では循環が自然回復せず、沈降とスラグ溜まりの圧壊が進む。
公表阻止とD2計画
理論を認めれば、魔導国の繁栄が大陸を削って成立していたことになる。上層部は都市、軍事、権力基盤の停止を恐れ、理論の公表を妨害した。アーカイアスは公表準備を進めたことで暗殺され、この事件がノクティルカ革命へ至る転機となった。
D2計画は、地表のマナを励起できない状態にしてマナ活動と過剰抽出を長期間停止し、進行する連鎖崩壊を止めるために実行された。
