マナ・サーキュレーション理論

偏在すると考えられていたマナを、星の深層から地表へ循環する流れとして説明するアーカイアスの理論。

WORKS

読み
まなさーきゅれーしょんりろん
大分類
技術・理論
小分類
古代マナ理論

定義

マナ・サーキュレーション理論は、若きアーカイアス・フォン・テッラが提唱したマナ理論である。それまでマナは土地ごとに偏在する資源と考えられていたが、本理論は、星の深層から地表へ向かって流れ、地表のマナ環境を支える循環として説明する。

個々の土地に孤立した鉱床があるのではなく、深層のメガリス、流路となるマナ・ヴェイン、深層流を観測・利用できるプライム・ポイント、地表側へ配分するマナ・グリッドが、一続きの流れに関わると捉える。

理論を構成する概念

概念 理論上の位置づけ
メガリス 星の深層に存在し、マナ循環と地殻支持に関わる構造
マナ・ヴェイン 星の深層から地表へ向かうマナの流路
プライム・ポイント 深層のマナ流を観測・利用できる重要地点
マナ・グリッド 地表へ到達したマナを魔塔や都市設備へ配分する供給網

アブストラクターは自然循環を説明する構成概念ではなく、プライム・ポイントなどを介して深層のマナを抽出する人工設備である。

アーカイアス・モデルとの違い

マナ・サーキュレーション理論は、星の深層から地表へ向かうマナの流れを説明する理論である。そこへ実際の抽出設備であるアブストラクターと、地表の配分設備であるマナ・グリッドを組み込み、マナを循環資源として利用するための理論モデル/循環図として体系化したものがアーカイアス・モデルである。

名称 位置づけ
マナ・サーキュレーション理論 マナを星の深層から地表へ循環する流れとして説明する理論
アーカイアス・モデル 理論上の流れに抽出・配分設備を組み込み、循環資源としての利用を示す理論モデル/循環図

最初の実用化

土地、鉱物、広大な農地に乏しかったアマツ群島国は、アーカイアスのフィールドワーク、発掘試験、観測塔建設、プライム・ポイント調査を支援した。同国は、その成果をアーカイアス・モデルに基づく抽出・配分設備へ展開し、最初に国家規模で実用化した。

地下深層から汲み上げたマナを都市、工業、生活基盤へ転用したことで、同国はマナ工業化の先進国へ成長した。この成功を受け、アルカディア魔導評議国アーカイアスを招聘し、十三魔塔第一魔塔主へ任命した。

理論に含まれていなかった限界

初期の理論とアーカイアス・モデルマナの流れと利用可能性を示したが、抽出量が自然回復速度を超えた場合に循環が不可逆的に壊れる限界までは示せなかった。

理論そのものが破局を目的としたのではない。複数のアブストラクターによる過剰抽出、スラグ蓄積、都市基盤の荷重、回復限界を無視した運用が循環を壊した。後にルーメSOCIAが各地の観測記録を組み合わせて検証し、メガリス・コーン理論不可逆的沈降係数として危険性を理論化した。

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