ステラ

古代魔導文明アルカディアに生きた平民出身の魔法使い。高い魔法素養と優れた実戦感覚を持ち、才能だけに頼らず地道な訓練を重ねて力を伸ばしてきた。口数は少ないが、困っている人を放っておけない強い正義感を持ち、《ヴァルグラン》の操縦者として人々を守るために戦う。

分類
古代文明
ステラのメイン画像

人物

ステラは、古代魔導文明アルカディアに生きた平民出身の魔法使いである。高い魔法素養と優れた実戦感覚を持ち、才能だけに頼らず、幼い頃から地道な訓練を重ねて力を伸ばしてきた。《ヴァルグラン》の操縦者として、ルーメやベルとともに機体の開発と改修に関わる。

普段は口数が少なく、感情を大きく表に出すことも少ない。一方で、困っている人を放っておけない強い正義感を持ち、危険な場面でも助けを必要とする人がいれば自ら前へ出る。

項目 内容
出自 平民
特性 高い魔法素養、優れた実戦感覚
得意分野 実戦魔法、近接戦闘、機体操縦
役割 魔法使い/《ヴァルグラン》操縦者

人物

ステラは、古代魔導文明アルカディアに生きた平民出身の魔法使いである。高い魔法素養と優れた実戦感覚を持ち、才能だけに頼らず、幼い頃から地道な訓練を重ねて力を伸ばしてきた。

普段は口数が少なく、感情を大きく表に出すことも少ない。一方で、困っている人を放っておけない強い正義感を持ち、危険な場面では自ら前へ出て行動する。

項目 内容
出自 平民
特性 高い魔法素養、優れた実戦感覚
得意分野 実戦魔法、近接戦闘、機体操縦
基本的な立場 魔法使い/操縦者

幼少期

ステラの故郷は、マナイーターの襲撃によって壊滅した。

マナイーターは魔法素養の高い者を好んで捕食する。村で高い素養を示す色付きの髪を持っていたのがステラだけだったことから、生存者たちは彼女が怪物を呼び寄せたのだと考えた。両親と兄弟を失ったステラは、生き残った住民からも見放され、離れた街の孤児院へ預けられる。

ステラは悲しみや不満を表立って口にすることなく、孤児院では自分より幼い子供たちの面倒を見ながら、生活と魔法の勉強に励んだ。居場所を失った者を放っておけず、自分にできることを黙って続ける姿勢は、この頃から変わっていない。

ベルとの出会い

ステラが暮らす孤児院は、その土地を治めるベルの両親によって運営されていた。当時のベルは、地方貴族家の末娘として甘やかされ、色付きであることにも強い自負を持つ、高飛車な少女だった。孤児院での奉仕活動も避けていたが、両親に叱られ、しぶしぶ同行した際にステラと出会う。

ベルは初めて見る同年代の色付きに興味を持ちながらも、平民の孤児であるステラを見下し、何かとつっかかっていった。しかしステラは、ベルの身分にも気迫にも動じず、感情的に言い返すこともない。ただ正面から受けて立ち、徹底的に打ち負かす。

ベルにとって、それは大きな屈辱であると同時に、初めて抱いた憧れでもあった。家名や身分を恐れず、過酷な境遇でも折れないステラの強さに惹かれ、以後は何かと彼女へ張り合うようになる。やがてステラが実力で首都魔法学園への入学を勝ち取ると、ベルの憧れは次第に恋情へと変わっていった。

性格

ステラは感情を大きく表に出さず、普段は淡々とした態度を取る。喜怒哀楽そのものは内側にはっきりと持っているが、表情や言葉への出し方は控えめである。嬉しい時にはわずかに表情が和らぎ、怒っている時にも声を荒らげることは少なく、低い調子で短く言葉を返す。

一方で、他者への思いやりは行動にはっきりと表れる。頼まれなくても年下の面倒を見て、困っている者がいれば自然に手を貸す。危険な状況でも大仰な決意を口にすることなく、自分が必要だと判断すれば静かに前へ出る。

学園期

首都魔法学園へ進んだステラは、幼馴染のベルとともに、《マキナ・レリクス》を持つルーメと出会う。ステラはルーメの啓示知識を恐れず、異界のロボットや宇宙船、AI、巨大兵器の話にも興味を示した。努力家で芯が強く、困っている人へ真っ直ぐ手を伸ばすステラは、ルーメにとって初めて目の前に現れた「主人公らしい人間」でもあった。

三人の共同研究では、ルーメが異界知識をもとに設計を担当し、ベルが《創造魔法》によって部品を制作し、ステラが完成した物の実地検証を担った。様々な魔導具を生み出していく中で、三人はベルの実家に保存されていた旧式の古式魔導騎鎧《ヴァルグラン》を発見する。

三人は《ヴァルグラン》に大規模な改修を施し、人が乗り込み、機体として戦い、魔法だけでは対応できない状況でも人々を守ることのできる機体へと発展させていく。ステラは操縦者として実際に機体へ乗り、戦闘時の要求や操縦感覚を改修へ反映していった。

マナイーター襲撃戦

学園期、老成マナイーターが首都を襲撃する。周囲のマナを喰らい尽くし、魔法を発現できなくするとされるマナイーターの前では、生身の魔法使いも魔導具もその力を失い、衛兵や冒険者たちも対処することができなかった。城門を開くための動力も失われ、火災を消し止める手段もないまま、人々は燃え広がる首都の城壁内に閉じ込められる。

ステラにとって、マナイーターは家族と故郷を奪った存在でもあった。それでも彼女は復讐ではなく、目の前の人々を守るため、ルーメとベルが改修を続けてきた《ヴァルグラン改》へ乗り込む。

未完成の《ヴァルグラン改》には、ルーメが即席で設計し、ベルが必要な部品を創造して組み上げた対マナイーター用兵装《導励穿杭・零式》が搭載される。ステラは機体を大破させながらも、《導励穿杭・零式》と自身のオリジナル魔法《アステロイド・ブレイカー》によって老成マナイーターを撃破する。

この戦いは、ルーメにとって「この世界独自の主人公がロボットで戦う」という、自らが求め続けてきた物語が初めて現実となった出来事でもあった。そして、その一部始終を、講師として学園に招かれていた第一魔塔主アーカイアス・フォン・テッラが目撃していた。

強制卒業と第一魔塔への保護

老成マナイーター襲撃における《ヴァルグラン改》の戦果が広く知られると、ステラは《アステロイド・ブレイカー》の二つ名とともに、首都防衛の英雄として担ぎ上げられる。

その功績を受け、ステラ、ルーメ、ベルの三人は首都魔法学園を事実上の強制卒業となり、魔導国はなし崩し的に三人を戦力として取り込もうとする。そこへ第一魔塔主アーカイアス・フォン・テッラが介入し、三人は第一魔塔へ引き取られることとなる。

第一魔塔での生活

第一魔塔へ引き取られた後、ステラはルーメ、ベルとともにアーカイアスの研究室で研究を始める。アーカイアスは三人を研究対象や保護対象としてではなく、それぞれ一人の研究者として扱った。

研究室では黒板を囲んで研究内容を議論し、《ヴァルグラン改》の改修案を考え、食事や茶も共にした。ステラは操縦者として、実戦で得た経験や機体の問題点を二人へ伝え、改修と実地検証を担った。

第一魔塔焼失と喪失

第一魔塔の焼失によってアーカイアスを失い、さらにルーメも死亡したと知らされる。

ともに《ヴァルグラン》を作り上げた親友と、自分たちを一人の研究者として迎えてくれた恩師を同時に失ったことで、ステラは深い悲しみと喪失を抱える。それでも、目の前で助けを必要としている人を見捨てることはできず、残されたベルとともに立ち続ける。

ノクティルカ革命

第一魔塔焼失後、ステラはベルとともに首都防衛部隊へ所属する。その一方で、アーカイアスの死や第一魔塔を巡る魔導国上層部の対応には強い不信を抱いていた。

やがてノクティルカを中心とする革命軍が勢力を拡大し、首都へ迫る。ステラは魔導国上層部のためではなく、革命の戦火に巻き込まれる市民を守るため《ヴァルグラン改二》で戦う。そして、革命の真相を確かめ、ノクティルカ本人と直接向き合うため、決死の突貫作戦を実行する。

革命の最終局面

革命の最終局面で、魔導国は禁忌兵器であるメガリス・アーマメント《カンパネラ》を使用する。《カンパネラ》は、魔導国の英雄であるステラもろともノクティルカを消し去ろうとするが、ノクティルカは始源機《アイオーン》と位相中和装置《ニュートラライザー》を用いてその攻撃を無力化する。

その後、ノクティルカはD2計画を実行し、広域位相中和装置群《ソムニア》を世界各地へ展開する。その過程で、ステラはノクティルカの正体であるルーメと再び向き合う。重大な決断ほど一人で抱え込むルーメの癖を見抜いたステラは、それでも行くのかと問いかける。ルーメは「眠らせてくる」と答え、自らの選択としてD2計画を最後まで実行する。

D2計画によって大陸の崩壊は食い止められる。しかし、都市、軍事、生活、通信、移動、工業のすべてをマナに依存していた魔導国は文明を支える基盤を失い、魔法文明そのものが終焉を迎える。

D2計画後

ルーメはD2計画後の社会崩壊を最小限に抑えるため、マナに依存しない《レゾナ機関》をはじめ、生活の再興に必要な物資や食料、輸送手段を事前に残していた。ステラとベルには、レゾナドライブで駆動する《ヴァルグラン・ルミナリス》が託される。これは、魔法を失った世界でも二人が救助や復興を続けられるように用意された、ルーメから親友たちへの最後の贈り物だった。

ステラは《ヴァルグラン・ルミナリス》を救助、避難民の保護、瓦礫の撤去、治安維持などに用いる。ベルは機体と残された技術を解析し、照明、輸送、医療、動力などの生活基盤へ応用していく。

こうして《ヴァルグラン》は、魔法が成立しない戦場で敵を倒すための機体から、魔法を失った世界で人々を助けるための機体へと、その役割を変えていった。

← VIEW ALL CHARACTER